御茶美から巣立って行った学生の各大学での卒業制作展に行ってきました。みんなの先輩にあたる方たちの卒制作品への思い、彫刻について、自分の未来に対しての話を聞く事が出来たので、在校生のみんなに紹介したいと思います。
桐生ミナミさん(日本大学 学部4年生)インタビュー
講師『桐生さん、今日は宜しくお願いします。』以降・講
桐生『よろしくお願いします。』以降・桐
講『卒制作品は全部人体ですね。なぜ人体なんですか?』
桐『人体が好きなんですが、自分にとって人間って不思議で、分からない事が多く表現が難しい。で
もそこが魅力でやりがいがあるんです。』
講『人間に興味があるんですね。』
桐『はい。あと人間の形だけではなく、人間性も表現したくて。あと色々勉強をしなくてはと思って
います。解剖学とかも。』
講『肉体の構造や人間性の表現など、作品のリアリティのために考えているね。』
桐『ここからどうしていくか大変だと思うんですが、楽しみでもあるんです。』
講『予備校生だった頃と比べてかなり動くようになったね。』
桐『大学は基本自由なんですが、自由だから何もしないと何も起こらない。自分から動いて行くしか
ないんです。あと、予備校時代に教えて頂いたことが後から響いたり、予備校で学んだことの延長で
仕事を深めていきました。』
講『そのとき分からない事が後から理解出来る時ってありますからね。作品の素材ですが石膏とFR
Pですか?』
桐『そうです。FRPはわりと遊べて、石膏は白さの扱いが難しいですね。どちらも原型は粘土で制作
しているのですが、粘土が今のところ素材として表現しやすく良い感じです。これからは粘土の感じが
ダイレクトに出るテラコッタや、石彫にも挑戦して行きたいです。』
講『今後はどんなイメージを持っていますか?』
桐『院に行きたいですね。自分の仕事を深めていきたいです。展覧会もやりたいですし、やはり作家に、
彫刻家になりたいです。』
講『イメージを持っていますね。夢に向かってこれからも頑張って下さい。』
桐『はい!頑張ります。』
講『桐生さん、インタビューありがとうございました。』
桐『ありがとうございました。』