御茶美から巣立って行った学生の各大学での卒業制作展に行ってきました。みんなの先輩にあたる方たちの卒制作品への思い、彫刻について、自分の未来に対しての話を聞く事が出来たので、在校生のみんなに紹介したいと思います。
石倉未那美(東京藝術大学 学部4年生)インタビュー
講師『今日はインタビュー、よろしくお願いします。』以降・講
石倉『よろしくお願いします。』以降・石
講『卒制を終えてみてどうでしたか。』
石『制作は大変でしたが、ようやく始まった感じです。』
講『始まった感じというと?』
石『3年生あたりからどうしたらいいか分からなくなってきて・・。』
講『で、答えみたいなものが見えてきたと。』
石『いいえ、答えは出ていませんが、自分の中で次に進む事が出来るようになったんです。』
講『なるほど。制作が大変だったと言ったけど、作品は黒御影石だよね!めちゃくちゃ硬くない!?』
石『硬かったです!!本当に大変でした!!重いし(1.6トン!!)作業は基本外なので天候に左右さ
れるし、石彫は1人ではやれず、人の助けを借りないといけなく・・・本当に色々勉強になりました。』
講『経験しているね~。でもコミニケーションって本当に大切ですから。』
石『・・・はい』
講『作品は灯台と・・・、これは?』
石『ブイ(海に浮かぶ)です。どちらも《助ける》がキーワードになっている感じです。』
講『人を?』
石『・・・自分をです。』
講『作品ですが、ブイや灯台をモチーフに独特の世界観を構築していて楽しかったです。』
石『ありがとうございます。』
講『今後はどう考えていますか?』
石『大学院を受けようと思っています。』
講『なるほど』
石『・・・彫刻を続けていくと思います。』
講『おっ!?言ったね!!』
石『・・・』
講『最後にオチャビの後輩たちへのメッセージをお願いします。』
石『興味のある物に素直に反応しよう!!どんどん動こう!!そして自分が何をしたいのか考えよう!!』
講『石倉さん、頂戴します!!ありがとうございました!!』
インタビュアー彫刻科 松本涼
御茶の水美術学院 彫刻科http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/view/F00003/