2013年2月25日月曜日

OCHABI合格速報! 2/25

2/25(月)OCHABI合格速報を更新しました。

合格速報(2/25判明分、補欠は含んでおりません)
武蔵野美術大学   144名正規合格
多摩美術大学     92名正規合格
東京造形大学     27名正規合格
女子美術大学    22名正規合格
日本大学芸術学部  12名正規合格

これから補欠繰り上げ情報を随時お知らせします。
一般、センター利用、推薦、正規合格者累計 補欠は含んでおりません。
※正規合格とは・・・大学より正式に入学を認められた合格者のことです。


御茶の水美術学院 http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/

2013年2月23日土曜日

HPギャラリーページ公開

超高精細ギャラリー第3弾が公開となりました!

新たに作品を追加しました。
超高精細の画像を公開しています。
是非御覧ください!

これから順次、100点を超える
作品が公開されます。
http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/
公開情報は、このブログ、twitter(
http://twitter.com/ochabi_gakuin)でおしらせします。

2013年2月20日水曜日

OCHABI合格速報!2/20

2/20(水)
武蔵野美術大学・多摩美術大学の発表がありました。
合格速報(2/20判明分、補欠は含んでおりません)
武蔵野美術大学   122名正規合格
多摩美術大学     84名正規合格
東京造形大学    26名正規合格
女子美術大学    22名正規合格
日本大学芸術学部  12名正規合格

これから補欠繰り上げ情報を随時お知らせします。
一般、センター利用、推薦、正規合格者累計 補欠は含んでおりません。
※正規合格とは・・・大学より正式に入学を認められた合格者のことです。


御茶の水美術学院 http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/

2013年2月19日火曜日

卒業制作展その4(彫刻-10)

御茶美から巣立って行った学生の各大学での卒業制作展に行ってきました。みんなの先輩にあたる方たちの卒制作品への思い、彫刻について、自分の未来に対しての話を聞く事が出来たので、在校生のみんなに紹介したいと思います。

桐生ミナミさん(日本大学 学部4年生)インタビュー






















講師『桐生さん、今日は宜しくお願いします。』以降・講
桐生『よろしくお願いします。』以降・桐
講『卒制作品は全部人体ですね。なぜ人体なんですか?』
桐『人体が好きなんですが、自分にとって人間って不思議で、分からない事が多く表現が難しい。で
もそこが魅力でやりがいがあるんです。』
講『人間に興味があるんですね。』
桐『はい。あと人間の形だけではなく、人間性も表現したくて。あと色々勉強をしなくてはと思って
います。解剖学とかも。』



 
















講『肉体の構造や人間性の表現など、作品のリアリティのために考えているね。』
桐『ここからどうしていくか大変だと思うんですが、楽しみでもあるんです。』
講『予備校生だった頃と比べてかなり動くようになったね。』
桐『大学は基本自由なんですが、自由だから何もしないと何も起こらない。自分から動いて行くしか
ないんです。あと、予備校時代に教えて頂いたことが後から響いたり、予備校で学んだことの延長で
仕事を深めていきました。』
講『そのとき分からない事が後から理解出来る時ってありますからね。作品の素材ですが石膏とFR
Pですか?』
桐『そうです。FRPはわりと遊べて、石膏は白さの扱いが難しいですね。どちらも原型は粘土で制作
しているのですが、粘土が今のところ素材として表現しやすく良い感じです。これからは粘土の感じが
ダイレクトに出るテラコッタや、石彫にも挑戦して行きたいです。』
講『今後はどんなイメージを持っていますか?』
桐『院に行きたいですね。自分の仕事を深めていきたいです。展覧会もやりたいですし、やはり作家に、
彫刻家になりたいです。』  
講『イメージを持っていますね。夢に向かってこれからも頑張って下さい。』
桐『はい!頑張ります。』
講『桐生さん、インタビューありがとうございました。』
桐『ありがとうございました。』


インタビュアー彫刻科 松本涼

御茶の水美術学院  彫刻 http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/view/F00003/
 

2013年2月15日金曜日

HPギャラリーページ公開

2/15、第2弾を公開しました。

高解像度の画像を公開しています。
是非御覧ください!

これから順次、100点を超える
作品が公開します。

http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/view/H00005/
公開情報は、このブログ、twitter(http://twitter.com/ochabi_gakuin)でおしらせします。

2013年2月14日木曜日

卒業制作展その3(彫刻-9)

御茶美から巣立って行った学生の各大学での卒業制作展に行ってきました。みんなの先輩にあたる方たちの卒制作品への思い、彫刻について、自分の未来に対しての話を聞く事が出来たので、在校生のみんなに紹介したいと思います。

有泉和子さん(武蔵野美術大学 学部4年生)インタビュー























講師『有泉さん、お久しぶり。今日は宜しく。』以降・講
有泉『よろしくお願いします。』以降・有
講『おっ!?石彫でトルソだね。』
有『はいっ。』
講『有泉ってポップなイメージがあるんだよね。オチャビ王でもグミを使ってシーソーを作ったり、
おはじきを使ってスノードーム作ったりとか。今回のこの感じは彫刻の王道というか・・・』
有『そうなんですよ。私、実を言うと人体大好きなんですよ!!でも、好きだけど上手く行かない
という事があって。それは予備校の時からズーと続いていることだったんです。』
講『そんなコンプレックスがあったんだ。』
有『人体が好きだからこそ、コンプレックスを克服したい!!みたいな。』
講『なるほど。なんか予備校から地続きで面白いね。素材を石にした理由を教えてもらえる?』
有『実材で金属は溶接がヘタ、木は木目があるからちょっとぉ。』
講『で、石だと。』
有『はい!!ちょっと後ろ向きですが()結構自分は乱暴で、石ってそんな自分に答えてくれる素材かなと()でもそれだけではなく、大きく形を割り出す時や、磨く時も好きです。何より身体
全身を使って作る所が楽しい!!』
講『なるほどね。わかりますよ。で、卒制はどうっだ?』
有『・・・悔い無しですね。やり切れました!!』
講『ほんと大切ですよ。手応えって。有泉は今後はどうするの?』
有『作品を作りたい気持ちはありますが、今は就職をします。ビームスから内定を頂きました。』

 























講『おめでとうございます!最後にオチャビの後輩たちへのメッセージをお願いします。』
有『時間を大切にして欲しいです。振り返ると予備校時代って大切な時で、彫刻家としてもう始まっ
ているとなと思ったんです。だから時間を大切にして欲しい!!』
講『良い事言うね。有泉さん、ありがとうございました。』
有『ありがとうございました。』

インタビュアー彫刻科 松本涼

御茶の水美術学院 彫刻科http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/view/F00003/

卒業制作展 真っ盛りー工芸編 その3(工芸ー8)

今回はOCHABIデザイン・工芸科の工芸コース講師・中津川翔太先生の卒業制作を紹介します。

漆の作品としてはずいぶん大きく幅は230cmで高さは150cmあります。鳥居のような台上に屋根を広げた形ですが屋根の模様は亀のようにも見える造形です。
屋根の下に見えるのは何でしょうか?
いろいろ聞いてみたいと思います。

中津川翔太 「 天宇受買命 (Amenouzume)  」(工芸科 漆専攻)












Q:












工芸科2年次の2学期から専攻別に分かれて漆専攻にしたわけですが、その理由は?
A: 高校の時に見た、東京芸大の卒業制作展の漆の作品が印象的で大学に入る前から、決めていました。

Q: この卒業制作作品のコンセプトを教えてください。
A: 信仰をテーマに制作していて、古事記に出てくる神様がモチーフになっています。神社や儀式の時に使われる道具の造形がヒントになっています。

Q:屋根の下にある球状のものは?
A:タイトルの天宇受買命は古事記に出てくる女性の神様でそれをイメージしています。
女性の子宮や妊婦のお腹をモチーフに造形しています。
























Q: 制作にはどのくらい時間がかかりましたか?
A: 四月から制作が始まり、翌年の1月までかかりました。なので、約9カ月ほどです。

Q: 制作上、苦労した所は?
A: 大きいので、すぐ運べないのが大変でした。はじめて大型の作品を作ったので慣れないことばかりでした。


ありがとうございました。

工芸科主任 藤田政利




あわせてどうぞ・・・
https://www.youtube.com/watch?v=Ruc9erNh0X8


御茶の水美術学院  工芸コース http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/view/G00002/
 

2013年2月12日火曜日

卒業制作展その2(彫刻-8)

御茶美から巣立って行った学生の各大学での卒業制作展に行ってきました。みんなの先輩にあたる方たちの卒制作品への思い、彫刻について、自分の未来に対しての話を聞く事が出来たので、在校生のみんなに紹介したいと思います。

持木華耶さん(武蔵野美術大学 学部4年生)インタビュー
























講師『持木さん、今日は宜しくお願いします。』以降・講
持木『よろしくお願いします。』以降・持
講『木彫ですね。でっかいね~。これは自分の指かな?』
持『はい。そうです。自分の指をモチーフにした理由は、人体のパーツは好きなんですが、自分の
身体はあまり好きではなくて、その中でさらに指は人と違うなと思っていて。でも自分のパーツを
好きになれたらなと。で、大きさは、しっかりと作り込みをしたかったのと自分への挑戦で大きく
しました。』
講『そうですか。わかりました。しっかりと作り込まれているし、刃も切れていますね。ちゃんと
彫る準備が出来ている印象です。素材は樟ですか?』
持『ありがとうございます。そうです。樟です。』
講『作品の配置ですが、何か意味がありそうですが、どうなんですか?』
持『・・・実を言うと少しだけ薬師寺をテキストに作品を作り、配置しています。真ん中の大きい
指は薬師如来、左右にあるのは月光菩薩と日光菩薩です。周りを取り囲む小さい指は、12神将です。』



 















講『儀式的な感じがして気になったんですが、そうゆうことでしたか。』
持『はい。仏像が好きで仏師になりたくて彫刻科にしたので()
講『いつ頃から仏像に興味を持ったの?』
持『中2ですね。あと、木を削るのも好きで。鉛筆を削っているのが楽しかったり()
講『おもしろいね~。オチャビ王も木彫でしたね。三つ子の魂百までじゃないけど続いているね。オチ
ャビでの思い出って何かありますか?』
持『オチャビ王ですね()やはり。あと受験は毎日が大変でしたが濃かったです。今思うと凄く充実
していました。』
講『結構、予備校で決まってしまう事ってあるよね。考え方や努力の仕方とかね。ところで、持木は今
後どうするのかな?』 
持『美術院国宝修理所に就職することになりました。夢が叶いました!!』
講『良かったじゃないですか!おめでとうございます!』
持『ありがとうございます()
講『これからも頑張って下さい。』
持『はい!頑張ります!!』
講『持木さん、インタビューありがとうございました。』
持『ありがとうございました。』

インタビュアー彫刻科 松本涼

御茶の水美術学院 彫刻科http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/view/F00003/


2013年2月10日日曜日

卒業制作展その1(彫刻-7)

御茶美から巣立って行った学生の各大学での卒業制作展に行ってきました。みんなの先輩にあたる方たちの卒制作品への思い、彫刻について、自分の未来に対しての話を聞く事が出来たので、在校生のみんなに紹介したいと思います。

石倉未那美(東京藝術大学 学部4年生)インタビュー





















講師『今日はインタビュー、よろしくお願いします。』以降・講
石倉『よろしくお願いします。』以降・石
講『卒制を終えてみてどうでしたか。』
石『制作は大変でしたが、ようやく始まった感じです。』
講『始まった感じというと?』
石『3年生あたりからどうしたらいいか分からなくなってきて・・。』
講『で、答えみたいなものが見えてきたと。』
石『いいえ、答えは出ていませんが、自分の中で次に進む事が出来るようになったんです。』
講『なるほど。制作が大変だったと言ったけど、作品は黒御影石だよね!めちゃくちゃ硬くない!?』
石『硬かったです!!本当に大変でした!!重いし(1.6トン!!)作業は基本外なので天候に左右さ
れるし、石彫は1人ではやれず、人の助けを借りないといけなく・・・本当に色々勉強になりました。』
講『経験しているね~。でもコミニケーションって本当に大切ですから。』
石『・・・はい』
講『作品は灯台と・・・、これは?』
























石『ブイ(海に浮かぶ)です。どちらも《助ける》がキーワードになっている感じです。』
講『人を?』
石『・・・自分をです。』
講『作品ですが、ブイや灯台をモチーフに独特の世界観を構築していて楽しかったです。』
石『ありがとうございます。』
講『今後はどう考えていますか?』
石『大学院を受けようと思っています。』
講『なるほど』
石『・・・彫刻を続けていくと思います。』
講『おっ!?言ったね!!』
石『・・・』
講『最後にオチャビの後輩たちへのメッセージをお願いします。』
石『興味のある物に素直に反応しよう!!どんどん動こう!!そして自分が何をしたいのか考えよう!!』
講『石倉さん、頂戴します!!ありがとうございました!!』

インタビュアー彫刻科 松本涼

御茶の水美術学院 彫刻科http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/view/F00003/

2013年2月6日水曜日

卒業制作展 真っ盛りー工芸編 その2(工芸ー7)

今回も東京芸大卒業作品展の中から4年間工芸科で学んだ卒業生の作品と作者のお話をご紹介します。

加藤一初さん「花集め 〜anthologia〜」(東京芸大工芸科 彫金専攻)
          























加藤さんの作品は直径25cmほどの大きさのジュエリー作品で、ブレスレットやティアラ(頭頂部に付ける装飾品、冠の一種)として使うものです。
花をモチーフに0.3mmの薄い銀や銅を使って3種の作品を作りました。
以下は作者から聞いた内容です。

Q: この作品のコンセプトを教えてください。
A:  英語のanthology「花」を意味することと「集めること」を意味します。
   以前から薄い銀の板で展開図から手で形を起こす作品を作っていて、
   平面から立体に形が変わることに興味を持っていました。
   薄い金属が自立するモチーフとして花を3年次の時から使っています。
   元々花冠やかんざしなどにも興味があって今回の作品になりました。



















Q: 制作上、苦労した所は?
A: 小さな花が集合して輪の構造になっています。作品を身につけたとき、その小さな花が揺れる様にしたかったのでその揺れる構造に苦労しました。
銅を使った作品は花のパーツが100以上あってそれを組み立てるのも大変でした。

 Q:卒業後の予定は?
A:これから大学院を目指す予定で、もし大学院に進めたら「花飾り」をテーマにジュエリーを研究していきたいと思っています。そして工芸をもっと見近かなものとして生活の中で使える作品をめざしたいと思っています。



















Q: 最後に彫金やジュエリーの魅力とは?
A: 古くからいろいろな彫金の技法があります。それらの技法を習得して現代の工芸や彫金技術に生かすことが出来るのが彫金のおもしろさであり、やりがいだと思っています。
手でものを作ることとして、手仕事のよさを再認識しています。
  
   ありがとうございました。今後の作品を楽しみにしています・・。

工芸科主任 藤田政利