日本画って言うと、雪舟や長谷川等伯(松林図)に代表される水墨画を連想する人がいるけど、現代の日本画は、和紙に岩絵具を膠水で定着させて描いていきます。
岩絵の具(いわえのぐ)というのは色素を持った鉱物や岩石を砕いて粉状にしたもので、それだけでは和紙に定着しないので膠(にかわ)で練って、水で好みの濃度にして使用しますが、下書きの線画に使ったり下塗りに使ったりもします。
花鳥風月の具象だけでなく抽象的な作品を描いている作家もいます。
古くは石や土壁に描いたり、麻布・絹・木や板に描いたりもしました。
和紙の材料は、楮(こうぞ)や三椏(みつまた)で、
証券類や紙幣に使われる丈夫な紙です。
証券類や紙幣に使われる丈夫な紙です。
また金銀泥や箔を使用した、障壁画等も、
安土桃山から江戸時代の狩野派や琳派の作品に多く見られます。
最近、その日本画が人気で琳派の展覧会等には大勢の
人がやってきて大賑わいでした。
安土桃山から江戸時代の狩野派や琳派の作品に多く見られます。
最近、その日本画が人気で琳派の展覧会等には大勢の
人がやってきて大賑わいでした。
日本画科主任川畑 http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/view/F00046/