2013年4月2日火曜日

「これって彫刻だな」(彫刻-12)

どうも、彫刻科主任の古池です。
日々の生活の中で、思わず気になって写真を撮ったりすることってありますよね。
それを例えば○○系とか△△系とかっていろいろジャンル分けしてみると、
「これって彫刻だよな」っていう写真があります。

それらをいくつか紹介しましょう。

























これは大雨が降った翌日、いつも通る公園のグラウンドで思わず
足をとめて撮影したものです。
自然の作る有機的な形にハッとしたんですね。
これに石膏をかけて型取りしたら、
そのまま作品になるんじゃないかな〜とか思ったりしてね。

























次の写真は空き地ですね。
フェンス越しに撮ったから小さくてよくわかりませんが、

空き地の真ん中に無造作に積まれたコンクリートの塊が存在感を放っていました。
写真だとなかなか伝わりませんね。



ついでにこんな写真も。


























これは絵画系ですね。
電信柱の方は黒い長四角でなかなかストイックに構成されております。
もう1枚の横断歩道の方は、なかなかいいヒビが入っております。

てな具合に、こういった写真は意識すればいくらでも撮れる気がします。



さらにこんな写真も。





























アイボリー系の下地にグレーと茶のにじみ模様が美しいですね。
これをそのまま看板をひっこぬいて壁にかければ作品の出来上がりですよ。


次はこんな写真。






















いや〜すんません、きったないものをお見せしてしまって。
これは家です。積もり積もったホコリがダマになってるんですね。
掃除しろよな!っていう。

いっそのことこれを集めて作品にしてしまおうかな…。

では最後に…。
















灯油を買いに自転車で近くのガソリンスタンドへ。
帰りは満タンになった灯油缶の重みでフラフラしながらの、
ちょっと危険な運転になります。

これって彫刻だなっと思います。
なぜって聞かれても、そこは感覚の問題だからね。
共感してくれると嬉しいな!

彫刻科主任 古池潤也

御茶の水美術学院彫刻科