2013年2月14日木曜日

卒業制作展 真っ盛りー工芸編 その3(工芸ー8)

今回はOCHABIデザイン・工芸科の工芸コース講師・中津川翔太先生の卒業制作を紹介します。

漆の作品としてはずいぶん大きく幅は230cmで高さは150cmあります。鳥居のような台上に屋根を広げた形ですが屋根の模様は亀のようにも見える造形です。
屋根の下に見えるのは何でしょうか?
いろいろ聞いてみたいと思います。

中津川翔太 「 天宇受買命 (Amenouzume)  」(工芸科 漆専攻)












Q:












工芸科2年次の2学期から専攻別に分かれて漆専攻にしたわけですが、その理由は?
A: 高校の時に見た、東京芸大の卒業制作展の漆の作品が印象的で大学に入る前から、決めていました。

Q: この卒業制作作品のコンセプトを教えてください。
A: 信仰をテーマに制作していて、古事記に出てくる神様がモチーフになっています。神社や儀式の時に使われる道具の造形がヒントになっています。

Q:屋根の下にある球状のものは?
A:タイトルの天宇受買命は古事記に出てくる女性の神様でそれをイメージしています。
女性の子宮や妊婦のお腹をモチーフに造形しています。
























Q: 制作にはどのくらい時間がかかりましたか?
A: 四月から制作が始まり、翌年の1月までかかりました。なので、約9カ月ほどです。

Q: 制作上、苦労した所は?
A: 大きいので、すぐ運べないのが大変でした。はじめて大型の作品を作ったので慣れないことばかりでした。


ありがとうございました。

工芸科主任 藤田政利




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https://www.youtube.com/watch?v=Ruc9erNh0X8


御茶の水美術学院  工芸コース http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/view/G00002/